理学療法士必見!理学療法士の仕事、給料・年収などは?

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理学療法士の仕事、給料・年収

理学療法士は医療従事者であり、安定した高収入をもらっていると考えられがちです。しかし他の医療従事者と比較すると、夜勤がないために手当も少なく世間で考えられているより、年収が高くないと当の理学療法士は感じているのではないでしょうか。今回はそんな理学療法士の仕事と給料・年収についてお話しして行く事にしましょう。

具体的な理学療法士の仕事とは?

理学療法士の具体的な仕事は、病気やケガ、障害や高齢などの理由により身体の運動機能が低下し、そのことにより日常生活動作などの基本的な動作能力の回復を図るために運動や温熱療法、マッサージ、電気刺激などを与えたりといった理学療法を行うことができる国家資格です。最近ではケガや病気、高齢や手術により体力が低下した人に対してのみだけではなく、メタボリックシンドロームの予防などの予防医学、スポーツ分野での活躍など活躍の場は実にさまざまです。以下にその治療対象を提示いたしましょう。

・中枢神経疾患:脳卒中、脊髄損傷、中枢神経変性疾患、小児発達障害など

・整形外科疾患:骨折、腰痛、肩関節周囲炎、椎間板ヘルニア、靭帯損傷、変形性関節症、四肢の切断など

・呼吸器疾患:慢性閉塞性肺疾患、肺炎や、肺結核など

・心疾患:虚血性心疾患、大血管疾患、弁膜症など

・内部障害や体力低下:糖尿病、高齢、術後や安静後の体力低下、メタボリックシンドロームの予防

 

こうしてみると実にさまざまですね。それぞれの疾患や障害を持つ方々に、評価、治療を行って日常生活動作を改善させるのが理学療法士の仕事と言えるでしょう。

 

理学療法士の給料・年収について

では一体理学療法士の給与はどのくらいなのでしょうか。厚生労働省によりますと、理学療法士の給与は平均28.4万円、平均年収は400万円前後となっており、日本人の平均年収が約420万円となっています。ですからそれほど高収入というわけではないのですね。勤務先により給与にも多少のばらつきがあります。介護や福祉系の施設などは給与もやすい傾向にあるようです。国公立系の病院などよりも私立の病院の方が給与は高額なようですね。

 

給与アップはどうすれば可能?

医療従事者にとっての昇給は、役職手当などの勤務施設内での昇格、または給与のよい勤務先に転勤するなどの方法もあります。この2つのを可能にするにも、ただ単に仕事をするよりも業績などをあげる必要があります。例えば、学会での発表や論文の執筆、様々な学会が認定している認定士の取得、理学療法士協会が取りまとめている専門・認定理学療法士の取得、大学院などでの修士または博士過程を修了することなどでも業績を証明する手段にもなります。また勤務先によっては認定資格などでの手当の支給、修士や博士課程の卒業資格で基本給のアップが見込めるところもあります。また転職の際にもこれらは業績として認められ、希望の勤務先に就職が可能となり、給与のアップも可能かもしれませんね。

 

まとめ

初任給は一般企業よりは高い理学療法士ですが、高収入とまではいかないようです。安定した職ではありますが、昇給率もさほど高くないために、都市を重ねると経済的な不安を感じる方も中に入るようですね。スキルアップやキャリアアップを考慮する事も選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

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