理学療法士協会に入るべきか、協会の活動内容と協会費について

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理学療法士協会の活動内容と協会費

理学療法士として働く上で他施設の同職者との交流、勉強会などへの参加、学術集会での発表など院内以外でも様々な活動を取りまとめている団体が理学療法士協会です。しかし強制的な参加ではなくあくまでも個人の考えによって、入会の是非を決定することが可能なものです。協会の活動内容や協会のメンバーになるにはどのぐらいの費用がかかるのでしょうか。

理学療法士協会に入るべき?

新入職員が職場に入職して迷うことの一つに理学療法士協会に入るべきか悩む方も多いのではないでしょうか?また、養成校を卒業する際、勤務先に加入を勧められるところもあるでしょう。一体理学療法士協会はどんなところなのか、または入会のメリットについてもお話ししていくことにしましょう。

1)理学療法士協会とは?

そもそも理学療法士協会とは、理学療法士によって構成される団体で、理学療法の一般への啓蒙活動、理学療法士の社会的な利益を得るための活動も行なっています。理学療法士協会に入会すると同時に勤務先が所属する都道府県の理学療法士会への入会も必然となります。

2)協会入会のメリットは?

では日本理学療法士協会に入会するメリットは一体どんなものがあるのでしょうか。

・新人教育制度や講習会などの割引が適応されし、知識を身につけられる

・学会発表の演題登録が無料

・学会誌の送付やガイドラインが手に入る

・理学療法士の賠償責任保険加入することができる

・認定理学療法士、専門理学療法士制度により認定資格を取得可能

・福利厚生サービスにより割引などの特典がある

などがあります。特に4番目の賠償責任保険への勧誘は医療訴訟が増える昨今において安心感が得られますね。

 

理学療法士協会の活動内容

理学療法士協会は一年に一度の学術集会の開催や様々な講習会、認定理学療法士、専門理学療法士制度などにより理学療法士の教育なども手がけています。他にも政府への働きかけや会員に対する研究費の助成制度、世界理学療法連盟学会の活動を通じての国際交流、会員に対する診療報酬の改定内容の開示なども行なっています。一般の方々には講演や情報提供などを通じて理学療法士の業務などに関して啓蒙活動を実施しています。

 

理学療法協会に入会するために費用はいくらかかる?

理学療法士協会への入会の1番のネックは年会費についてではないでしょうか。現在の日本理学療法士協会の年会費は11000円(2018年4月13日現在)で、同時に入会が義務付けられている各都道府県の理学療法士協会の年会費がそこにプラスされます。日本理学療法士協会の年会費の納入方法は、楽天カードのよるクレジット決済、口座振替現金、振り込みなどがあります。諸事情により

1年単位での申請をすれば休会する事も可能です。その場合、休会申請期間の年会費は無料となりますが、いくつ化のサービスは受けられなくなります。

他に各種条件による年会費の割引があり、割引後の年会費は3000円となっています。

・育児休業割引:証明書の提出とともに申請すれば翌年の年会費に適用

・シニア割引:満65歳以上かつ、在会歴25年以上で割引申請をしたもの

・海外会員割引:在留カード(レジデンスカード)などの提出により、翌年度適用

 

まとめ

理学療法士にとって理学療法士協会に入会するかどうかまた継続して入会するかどうかを迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。スキルアップや業績を積みたい方にとっては理学療法士協会にもたくさんのメリットがあります。学会発表や専門理学療法士などの認定資格はキャリアアップにも有益なものになるのではないでしょうか。

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